フルリジットで初挑戦 !

僕がMTBを始めた1992年は、やっとフロントサスペンションが普及しだした時代でフルリジットに乗る人もまだまだ多かった時代です。
僕の初めてのMTBにはROCKSHOXのMAG20が付いていました。

MTBにはサスペンションが付いていて当たり前の時代で育ちました。
サスペンションだけではなく、ブレーキ、タイヤなど様々なパーツが開発されフルリジットバイクでもサスペンションバイクでも楽しめる時代になりまた。
275+タイヤに可能性を感じ開発したCRAZYSHEEPのBIGHORNを発売。
そしてついにフルリジットバイクでレース初挑戦してきました。
フルリジットバイクでレースに出るなんて夢にも思っていなかったので、ドキドキが半端なかったです。
参加させて頂いたレースは、竜野マウンテンバイク協会さんが主催のショートダウンヒル。
数年前は毎月レースに出場させて頂いてました。
コースは毎回、初心者から上級者まで十分楽しめるレイアウトなので楽しみにしていました。
会場に到着しチームテントを設営し受付を済ませバイクチェックをし試走へ向かいました。
コースチェックをしながらスタート地点までハイクアップ。
コース前半はハイスピード、後半はスイッチバックコーナーが連続する30秒ほどのコースレイアウト。 スタートしてすぐ根っこセクションが最大の難所!
フルリジットバイクは連続したギャップでは弾かれるリスクが高くなります。

まず1本目は、軽〜く。
やはり根っこセクションでは凄い衝撃。 
後半のスイッチバックはEAZYな感じ。
ただ立ち上がりでタイヤのヨレを感じたので0.1だけエアー圧をアップ。 
その後の試走では、根っこセクションを重点的に練習。 
連続する根っこに弾かれる。
ハイスピード突っ込みたいけど弾かれたときの事を考えると正直ビビってしまいます。 
サス付バイクは気にせず突っ込んでいく! サスの素晴らしさを再確認と同時にフルリジットで攻略してやる!っと言う意欲が湧いてくる。 
なんだかんだで結局、根っこセクションはリスクが高いと判断し別ラインもチェック、、、。

予選1本目。
根っこセクションはパス、別ラインを選択。
 
ほぼミス無しで走れたがトップ選手とのタイム差は大きく直線的に走れる根っこセクションを選択しないとダメだと感じた。

予選2本目。
根っこセクションを選択。
 
練習ほどの弾かれ感はなく次のコーナーへの突っ込みスピードも上がった。 
最終コーナーのラインもIN側にチェンジしてみた。 
走りは好感触だったが、タイムは伸びず、決勝はもう少しスピードをあげて突っ込むと決めた。

いよいよ決勝。
しかし予選落ちしている事がスタート地点で判明。 
 
全員予選通過だと思いこんでいた。
決勝ではもっと突っ込むと決めていただけに不完全燃焼。。。
すると主催者の方に、「折角スタートまで上がって来たので走ってください」っと言って頂いた。 
初めはお断りしたのですが、レースの火は未だ消えておらず再燃焼しはじめ、結局走らせて頂く事に!!!
ただエリートクラス1番出走って事で心の準備が整わないまま
緊張はしなかった。 気持ちを根っこセクションへ集中させスタート! 
ブレーキを我慢して根っこセクションへ! 良いスピードで侵入出来、弾かれる事なくクリア! 
後半のスイッチバックの立ち上がりで1カ所もたついたが満足の走りでゴール。 
満足のいくタイムも出た。

結果は3位。 
フルリジットでの初戦レースは十分の結果でした。
2位の選手との差は、0.04秒 ! もうちょいで2位 ! 悔しー。
無理言って走らせて頂いたので3位の辞退を申し出たのですが、結局表彰台にも上がらせて頂きました。
決勝を走らせて頂けて感謝でした。

275+”BIGHORN”の可能性を証明出来ました!

TMG13